2017SW山形・福島の旅(7) - 向瀧 その3
こちらのお食事は、里山会津の恵みをいただく、素朴なものです。見るからに旅館料理を並べました~というのを改善するために、コンセプトを変えたのが10数年ほど前、それ以来、このポリシーを貫いていらっしゃるそうです。
心のこもったお品書きですね。季節ごとにかわる献立です。
お部屋でお仕度いただけます。
熱いお湯であったまりましたので、まずは、ぷは~っとビール。猪苗代地ビールでスタートです。そのあとの飲み物は、純米吟醸「京の華」です。
最初にある程度並べられ、そのあとは順次一品ずつお持ちいただけます。
先付、前菜をまずは楽しみます。
胡麻豆腐、黄味寿司、モロヘイヤの醤油漬けなど、素材をいかしつつ少し手をかけた品々です。ニシンの山椒づけは会津の名産ですね。
会津藩伝承の鯉のアラ煮は臭みがまったくなく、とてもおいしい一品です。ただこれがどーんと出てくると食べきれないほど大っきい!・・・私たちは最初から一切れをシェアし、もう一切れをお持ち帰りにしてもらいます。真空パックにしていただけるので、帰ってから数日後に自宅で味わいます。
向付の鯉の月見はびっくり!海魚のお刺身は絶対出さないこちら、川魚でちょとした趣向です。お酒にあいますよ。
椀の物は、焼きシイタケとオクラ、焼き物は会津地鶏とキノコの朴葉焼、進肴は牛の姫ステーキです。おしのぎは、鮎飯がちょこっとかわいく出ました。
煮物は、会津名物のこづゆです。丸茄子の揚げ物とお米添えはユニークですね。
お食事は、会津のコシヒカリのごはんに、香の物、大根の葉と油揚げのお味噌汁です。
お米をいじらず、あまみとうまみでしっかり食べさせます。
〆のデザートは、会津りんごのジュレ掛け。さっぱりと仕上げにいただけました。
ふぅ~、食事も終わってお布団を敷いていただきました。
以前ちょっとせんべいっぽいと思ったお布団、少し改善したかもしれませんね。
翌朝です。
朝ごはんも献立表がありますよ。
ぜひ味わってほしいとの宿の思いからです。
会津のコシヒカリはもちろん、オクラのたたきや茄子の揚げ凌ぎなど、きちっと手作りのものを出してくれます。
最後は、宿の皆様に見送られて、宿を出発します。玄関前に車が置けないので、宿の方が順次バレーパーキングのように車を玄関前に持ってきます。チェックアウト10時はちょと忙しいのが玉に瑕ですね。
宿を後にして、会津を少し名残惜しく、会津塗のお店とお蕎麦やさんに寄って帰りました。
ちょっと雑な紹介でしたが、2017年のシルバーウィークに行った、山形と福島の旅でした。
慣れたデスティネーションですが、新たな場所にも行き、毎回発見とくつろぎを感じるのでした。