円相 2017-05 - 和のこころ
小田原駅から徒歩だと10分余り、住宅街の小さなビルにはいるお店は、本当にひっそりとした扉です。通りがかりにはとても入れる雰囲気ではありません・・・もちろん、お店も完全予約制です。
中は6~7席ほどのカウンターがあります。こぢんまりとした懐石のお店です。
器が並べられると思わず見入ってしまう私・・・素敵な焼き物やガラスの器がたくさんありましたよ。おまかせのコースだけですので、まずはビールを一杯いただきました。
先付けからいきなりノックアウト!茄子と万願寺のジュレ&雲丹かけ、胡麻豆腐とホタルイカ添えです。涼しげな演出のみならず、味と食感でうならせます。
椀の物は季節のハモです。
箱根の宿でもいただきましたが、やはりレベルが全然違います。シイタケを品よく使うのは本当に難しいです。
お造りは平目とマグロだったかな?少量楽しむにはまさにこのぐらいがGood。新鮮で品よくいただけました。
ここで八寸が出ててきました。5月末でしたが、ちまきのような一品も素敵です。エビやそら豆、丸十が一つ一つ美味しい。山椒で炊き上げた枝豆の風味はお酒を誘います。
ヒメマスの焼き物に上品な酢締めの妙がと春菊を添えて。
マスの焼き物がほっくりおいしい。これは確か酒粕つけだったかなあ?(すみません、失念!)
出ました。アユです!この季節の素材です。塩焼きではなく、さくっと衣のから揚げです。お見事!内臓の部分の苦味も新鮮だからできます。なにせ、生きたものをすぐ処理して揚げてくださっているので、本当に贅沢です。塩でいただきました。
炊合せは丁寧です。里芋、蕗、わらびなどを品よく。器の九谷焼にも実は目がいってしまいました。
〆のごはんは、桜エビと豆です。この上品な組み合わせ、美味しくておかわりしました。桜エビが苦手な主人が美味しいといって食べていましたよ。これは技です。お漬物も福神漬け風の手作り、赤だしとともにいただきました。
デザートは牛乳カンに黒豆と蜜掛けです。黒豆がしっかり主張して、蜜と牛乳カンとマッチしていました。見た目は地味ですが、しみじみおいしいと感じました。
はあ、満足!お昼から満喫しました。
帰りは、小田原城を見ながら駅までぷらぷら歩いて行きました。日差しが強く、暑い一日でした。箱根&小田原の1泊はとても充実の〆でした。
主人はお気に入り・・・次回の予約をしてきました!
次に紹介しますよ。