2017年GWの旅 四国・中国・九州縦断(13)-石亭 お風呂&パブリックスペース
大浴場は眺めも広がるところではないので、くつろぐための造りで工夫しています。
今回写真は、右手の女性が朝利用できるお風呂のほうのみです。(前回の紹介はこちら)
お風呂は温度の違う浴槽が3つ、壁も浴槽もすべて檜という気持ち良いお風呂です。露天風呂には坪庭がつくられ、小ぶりながら温泉露天らしい空間を演出しています。
私にとって、手足を伸ばしてゆったりとはいり体をゆったりと洗える大浴場は、やはり温泉宿にあると嬉しいですね。最近のおこもり宿は全部屋にお風呂(たいていおしゃれな露天風呂)をつけて、大浴場のないタイプも増えています。でも私は、大浴場ってほしいなと思いますね。
さて、お庭と隠れやスペースなどの写真を少しだけ。(前回の紹介はこちら)
ラウンジの前の池は、錦鯉がたくさん泳ぐ石亭象徴の一つです。ちょうどオーナーの上野さんがいらして、この鯉の話をしてくださいました。錦鯉といえば高価な鯉、でも、こちらに来るのはピークを過ぎたものなんだそうです。この池にはかなり密集した鯉がたくさんいるため、ぶつかって傷みます。売り物の浴槽のようにこまめに池の水も交換できないので、どうしても傷んでくるそうです。そのため、高価まだ売れる鯉はいれられないと(笑)・・・また鯉というのは食欲中枢がないそうで、エサを与えるとどんどん食べてしまうそうな。お客さんがよくエサをあげると、どんどん食べて太ってしまう・・・(笑)
・・・あ、おまけな話で失礼しました。
でも、そんな何気ないエピソードを聞きながらお庭を眺めると、なんとなく、身近になってなごみますよね。
右奥の下にある、凡凡洞と図書室の前のスペース・・・・お気に入りなんです。前回はここで泡をいただきました。(隠れ家スペースの前回紹介はこちら)
とにかく、どこのスペースもユニークな空間。好きな時間に好きなスペースでくつろぐ楽しみ。家具もしつらえも、眺めも・・・すべて一つ一つが違う。オーナーの哲学が、宿のそこかしこにみられる、でも肩ひじ張らずに過ごせるお宿です。